福海寺

ホーチミンの中心地にありながらもローカル色が漂う町中にあるのが「福海寺」です。
日本のトラベルガイドブックには掲載されていないので、日本人の姿はまるっきりありません。
しかし、その他の地域ではけっこう有名な寺院なのか、欧米人観光客の姿が目立ちます。

ベトナムには三大宗教というものがあります。
仏教、儒教、道教です。
本来ならばこの三つは隔てられるべきなのですが、ベトナムではあまり区別がされていないようです。
これは極端に言えば、仏教徒がキリスト教会に参拝に行くようなものです。

そして、この福海寺は仏教と道教が混在した仏教寺なのです。

寺院内部

中に入ってみるとピンク色に塗られた寺院が顔を出します。

線香を立ててお参りしている仏教徒の姿も多く見られます。

しかし、ユニークなのがこの先です。


祭壇に神々しく祀られているのは道教の最高神である玉皇上帝です。
しかし、その傍には仏教の釈迦や観音像も一緒に祀られています。

この小さなお子様は釈迦が生まれたときの姿です。
釈迦は生まれた直後に「天上天下唯我独尊」と唱えました……マジ!?

玉皇上帝の傍にいる像。
守り神かなにかでしょうか。
しかしよく見ていると、雰囲気は中国風で、丸っきり道教です。
これぞまさしく仏教と道教のコラボレーションなのです。
知ってか知らないでか、ベトナム人はそれに関係なく、玉皇上帝にも釈迦にも手を合わせています。

鐘楼と太鼓。
ときどき、寺院のスタッフさんが何かを思い出したかのように金を鳴らしたり太鼓を叩いたりしています。

その他の部屋にも地獄絵図や冥界の部屋などがあります。
宗教概念がない方でも見ているだけで楽しめます。
欧米人観光客もみなさん揃ってシャッターを切っています。

また、寺院横の池には何十匹と放された亀が泳いでいます。
そちらもお忘れなく見物しましょう。

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