クチトンネル

IMG_7979ベトナム戦争時代に、ベトコンによって掘られたクチトンネルは、全長は200kmとも250kmとも囁かれていて、その実態もすべてを把握しているわけではありません。

また、クチトンネルといえば米軍との度重なるゲリラ戦を展開したことで有名です。世界でも稀に見る陸上戦争での悲劇は、現在でも傷痕を残しています。

クチトンネルでは、ベトコンがしかけた罠や、トンネル内部の一部を見学することができます。

数々のブービートラップ

IMG_7996例えば写真上のこちらの穴。
米軍は見つけたとき、「ここにベトコンが潜んでいる」と考えることでしょう。

しかし、こちらはトラップ。
実際内部は行き止まりになっていて、米軍が入ったところを後ろから、もしくは待ち伏せて攻撃しました。

米軍はクチトンネルの存在を早くに確認していました。
しかし、トンネルを最後まで攻略できなかったのは、こうした数々のブービートラップが、いたるところに仕掛けられていたからです。

また、トンネルは小柄なベトナム人一人がようやく入れる程度。
ジャンクフードを貪っているアメリカ人は、見つけても入ることはできませんでした。

IMG_8012ベトコンの戦術は非常にシンプルでした。

当時から最新の重火器を用いていたアメリカ軍に対して、ベトコンは竹やりなどを駆使して戦っていました。

しかし、アメリカ軍はこちらでも苦戦を強いられます。

竹やりの先端には蛇の猛毒が塗られているので、20分から40分ほどで死に至らしめることができました。

さらに、アメリカ軍が落としていった武器や不発弾も、ベトコンは使うことはしませんでした。
それは、最新の武器よりも、使い慣れた武器をよしとしていたからです。

クチの敷地内にはいくつかの模型が展示されていますが、その中には、不発弾から火薬を抜き取る作業のものもあります。一歩間違えたら爆発する不発弾を慎重に解体し、火薬だけを抜き取る……まさに必死です。

アサルトライフルを試射

クチトンネルの敷地内では、誰もが気軽にライフルの試射をすることができます。
事前に受付で料金は払い、いくつかの種類から試射する武器を選びます。

テレビドラマや映画とは異なり、ライフルの銃声はまるで雷が落ちたかのような轟音です。
鼓膜が破れる可能性もあるので、必ずヘッドフォンを装着してください。

 クチトンネルの敷地内には、トンネルや模型だけではなく、地雷を踏んで動けなくなった本物の戦車や、バクダンが落ちた跡なども見学することができます。

戦争テーマパークとして、現在ではホーチミン観光の名所にもなっているので、是非足を運んでみてください。

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